高血圧症治療薬ミカルディスの特徴と内視鏡検査の注意

ミカルディスは本態性高血圧症治療薬として比較的新しい部類に入るものです。アンジオテンシン受容体拮抗薬に分類される高血圧症治療薬であり、同種の治療薬もいくつかが知られています。その中でもミカルディスは腎臓の保護作用に優れているとされており、糖尿病性腎症への適応拡大も行わえてシェアを広げつつある治療薬となっています。ミカルディスはレニン−アンジオテンシン系でアンジオテンシン受容体を阻害することにより、血管収縮の抑制等を経て降圧作用を示します。類似したメカニズムであるアンジオテンシン変換酵素阻害薬に比べると空咳の副作用が少ないというのが特徴であり、新しい高血圧症治療薬の中でより好まれて使用される理由となっています。高血圧症になってしまうと、様々な場面で血圧が上がらないように気をつけなければならず、医療機関にかかる際には常に医師に告げることが重要になります。内視鏡検査は胃や腸などの検査として広く用いられるものになっていますが、内視鏡検査を受けるというだけでも注意が必要になるのが高血圧症の大変なところです。内視鏡検査においては朝の蠕動運動が検査の妨げになるため、その運動を抑制するための薬が予め投与されます。それに用いられてきているのが抗コリン作用を有する薬剤であり、これは副交感神経を遮断することによって心血管系の働きに影響を与えます。これにより血圧が上昇するというリスクがあることから、血圧が高い人の場合には慎重に使用する必要があるのです。現在ではグルカゴン製剤を用いることで血圧に影響を与えない選択肢もあることから、高血圧症であるということを伝えることでそういった代替薬の使用を考えてもらえるでしょう。